日頃、ex POTSHOTのイチカワ君をオレは機長と呼んでいるが、先日、札幌のイベントに行くのに飛行機に乗った。本当は車派だけど、東京ライブ、大阪ライブの間に札幌はさすがに飛行機だ。羽田空港の持ち物検査で、とりあえずひっかかる。まあ、基本的にオレは毎回ひっかかる。海外いけば税関でも引っかかる。いつだったかアメリカに行った時、入国審査でリーゼント姿のオレを見て黒人の審査官が「オマエはエルビスが好きか?」と聞いてきた。「もちろん、彼はブルースを広げた最初の白人ロッカーだから」と言ったら、「oh!!サイコー!!必ずメンフィスへ行けよ!」とポンッとハンコを押してくれた。日本はそんなユーモアにはまだまだほど遠い国なので、案の定、毎回持ち物検査でブーッと鳴る訳だ。大体あの検査の機械(金属探知機?)を潜る前に、検査する人が「何かポケットに色々入っていませんか?」的な事を聞いてくるが、オレは「入ってなくても鳴りますよ」と言い、"ブーッ!!"「ほらねー」で終わる。前から思っていたが、検査する人たちも何か弱々しい。全員、入れ墨がガーンと入ったPRIDE級の体の持ち主にした方がいいと思う。アメリカやイギリスのクラブに行くととてつもない外人が警備している。ロンドンのクラブで外人の友達が泥酔して暴れた時にヒョイと簡単に首をもたれて外に放り出されて、すげーなあ!!と思った事がある。羽田の検査口でニューロティカのナボさんに似たオジサンがもめていた。えらく高い時計みたいなものを持っていて、適当な扱いを受けたとかで、「飛行機乗り遅れたら、チャーター便出してくれんのか?」と叫んでいた。叫んでいたオジサンは関西弁だった。やっぱりなあ...とちょっと笑ってしまった。飛行機はスカイマークエアラインだった。安いが狭い。吉野屋の様に別に速くはないが。ほぼノーサービス。まあそれは当たり前か。安いからね。だが整備だけはちゃんとしてほしいなと。帰りの飛行機が出発前に急に止まったのだ。エンジンがどうのこうので、とりあえず戻りますと。機長が面白い事を言った。「えー、これから修理をいたしますが、もしかして、短時間...?で直る可能性がある?....かも?....しれません...」。えー!?どっちよ??どっちの可能性??何、すべて仮の形じゃない。...と、一時間程機内で待たされる。エンジニア達が機内と外を出入りする。無表情のCA達が内線でヒソヒソ話し合う。えー、なんか、こう、なんか、リアクションほしいんですけど(笑)。ダメならダメでいいんで。ダメなら降りますし。でもって、急に機長が自信満々にアナウンス。「当機は完全に修復されました!!」えー、さっきの微妙なアナウンスの後にそんな自信満々の直り方ってあるのかい!?てか、逆に直るの早くない??で、なんだよ、そのパソコンのデータ修復みたいな感じは...また思わずダウンタウンのごっつええ感じを思い出しましたわ。機長だけに几帳面...