ニートビーツ年明けメインワークはレコーディングで。
MONDOに続き発表を。諸々、諸事情ありで去年達成出来なかった3部作の最後、マージービート・カバーに魂を注ぎ込んでおります。エンジニアとしても大奮闘中。
昔の60年代のビートグループがどんな録音をしていたか??と改めて色々研究をすすめてます。もちろん白衣着用で。当時はトラック数が少ないためにテープのダビングが繰り返されてました。それによって生まれる音圧の圧縮技術に近づくために、同じ手法でテープを回してみようと模索中。簡単に言うと昔はトラック1に楽器全て、トラック2に歌全て、という今では考えられない原始的技術やった訳です。それを何回も繰り返してダビングしていた。ビートルズのあの音圧やザラッとした感じはそのテープの圧縮感ともいわれてます。今は一度にトラックごとに全て楽器と歌を分けることができるねんけど(当たり前の事やろが〜と言われそうですが)。しかし、どう聞いても、そんな原始的な音には聞こえへん。。ビートルズ、ストーンズにしろいまだ生きている音がするのが摩訶不思議なところですわ。特にエコーやリバーブの感覚はいまのデジタルものでは歯がたちません。なんやクリアーすぎるというか、カラオケっぽい感じというか。昔はいわゆる鉄板リバーブとテープエコーが主体であった時代。アビーロード・スタジオなんかは一面をタイル張りにしたエコールームというものがあって、そこにスピーカーとマイクを設置して録音していた様です。SWINGING BLUE JEANSあたりのバンドはかなりその手法を使ったみたいですな。
たまに掃除のおばちゃんとかがその部屋に入って来てもうて、録音中断ってのもあったみたい。やり方も状況も全て原始的ですな。アビーロード・スタジオに限っては元々オーケストラを録音するための部屋が用意されていたので、あのエコー感は偶然の産物なんかもしれません。エルビス・プレスリーも初期のSUNレコード時代は歌を階段のおどり場で録音し、その響きをエコーに利用したとかせーへんかったとか。。。
うーむ、奥深いなあ。
というわけで思い立ったらやるのがアタクシ。タイル張りの簡易BOXを作ってみようと思ってます。
もちろん、DO IT YOURSELF!!って訳で、来週は日曜大工ですな。