誰にもわかってもらえない日記にしてしまおうと、今回もザ....
マニアーック!!
こないだ、来ました。
あたらしい相棒。
その名も
GATES社製の50年代のコンプレッサー、SA-39!!!
巷でよくある「SA-39B」のタイプではございまへん!!
(よくある言うても、よくある訳ではないんですがね)
なんと初期型やで〜。
全然みかけないレアなやつ。
メーターが小さいタイプのやつ。
ボディーが鉄製ではなく、陶器みたいなやつで、まあ、割れやすいのもあって持ち運びには大変苦労する代物ですが....
これがもう凄い、凄い、凄い音だ〜〜〜〜〜〜。
やばい、やばい、やばい、やばい〜〜〜〜〜〜。
と感動を文字では伝えることができひんくらいです。
フィル・スペクター・サウンドに近づく逸品としてはまず、これですよ!!
とかなり押し売りに近い訪問販売を受けた訳やけども、
そこいらの軽い羽毛布団の逆をゆく、重たい、極太なサウンド。
ゲインの歪みのかかり方がマニアも唸る程。
そこいらの空気清浄機よりも、音の空気感を正常にしてくれる代物です。
よしもらった!!もう、即答契約ですわ。
まあ、つまりはその昔、60年程前のラジオ放送局なんかは、こういうリミッターを使って、音をエアーに飛ばしてたわけです。ラジオの感じ、それもAM。それがええんですわ。かれこれ、半年以上、ずっと取り組んでいる「CHESS BLUES」のトリビュート盤にこいつをふんだんに使ってやろうと企んでる次第です。
あ、あと、我がプロダクツ、MR.PANのプロデュース仕事シリーズとして、新しい製作部門を立ち上げました。名付けて、「MR.PAN'S MONO PRODUCTS」、略して「P.M.P」まあ、そのままやないかい!!ってことですけども、JOE MEEKのプロジェクト名、「R.G.M」にちなんだ感じで。
で、この制作部はとても素晴らしい希望を掲げた制作部なんですね。
日頃は自分のレーベル、「MAJESTIC SOUND RECORDS」というレーベル内で録音をやったりという感じですが、これからはレーベルの垣根を超えて、こだわりきったプロデュースをするという精神のもとにやろうという訳です。色んなレーベルで「サウンド」を作る。なぜ??そう、なぜそうなのか??まあ、いわゆる、レコード会社も含め、世間一般の音楽業界のなんかよう分からんしょーもない決まりごとやら流行廃りのサウンドメイクに物申すで〜俺は!!、という仕事をしたいんですわ。なので、プロデュースを受けたからには、「GRAND-FROG STUDIO」で作りだされる究極のビンテージでアナログでモノラルな製作方法をそのまま世に出してもらおうという、ごーいんぐマイウェイな仕事なら引き受けますよ〜、っちゅう訳です。プロデュース第1弾は次回で紹介しまっさ!!!

じゃーん。おまえんちは発電所か??というようなでかくて顔色グレーで強面、シンプルなSA-39。
ヘビー級の男とはこういうこというんやで!!

昔のオーディオ類はなぜいいのか?? その答えにトランスという部品が関係してくる。そう、こいつには「TRIAD」という名機が相棒に載せてある。

RCAの鉄製、ブラックな真空管がずらりと並ぶ。見た目の通り、ストロング & パワフル。真空管=鉄製=黒=男のブラック。
拝啓EMI殿〜!!
と歌ったのはSEX PISTOLS!!
拝啓EMI殿〜!!
とテープをまわす俺殿です。
50年代〜60年代初期の真空管リールテープの名機といわれているTRシリーズ。
よく写真で見るアビーロード・スタジオで使われていたのがBTRというシリーズで、BTRのポータブル版として存在したのがこのTRシリーズ。
ジョー・ミークもよく使ったといわれるやつですな。
最近ウチにやってきたのがTR-52。
色といい、形といい、俺好みの素敵なマシンやないかい!!
最高のマイクアンプとラインアンプを搭載する当時としてはハイスペックなマシン。
じゃーん。淡いグリーンが渋い顔。スイッチがこれぞイギリス!!という通称チキン・ノブ。VOXアンプでもお馴染みのスイッチですな。メーターはSMITH社のものがのっかってます。カフェレーサー好きなバイク乗りロッカーズが「ほお〜!!」と喜ぶメーカーですな。ほぼ未使用のミント・コンディションで、いきなり元気に鳴っとります。
いまは無きEMIの縦ロゴ・バージョン。こういうの一つとっても、昔はかっこよかった。世界を感じるロゴなのだ。ちなみにEMIはELECTRIC & MUSICAL INDUSTRIES LTDの略称。
すんまへん!!

ブログはん、だいぶんあきましたね。
書くことあるといったら死ぬほどあったんですが、
まあ、とにかく...忙しいって感じの毎日をおくっとります。
思い起こせば、本家ニートビーツのライブ盤編集から始まって(これはかなり時間をかけた力作なんでほんま皆さんには聴いてほしいんですがね)、他バンドのプロデュース...やら深刻な恋愛相談やら、何やら。あと、そのうちまた詳しく書きますが、ジョー・ミークの様なサウンド・プロダクションを作りたいと思っていた近年、とある話をきっかけに発足させる事が決まったので、これでまた白衣をまとって色々と音を研究する生活です。その名も「MR.PAN'S MONO PRODUCTS」。略して、「P.M.P」。まさにジョー・ミーク師匠のプロダクション、「R.G.M」をリスペクトしてのことです。まあ第一弾リリースは近々発表ってことで!!。
そんなんで、ほぼ休み無しですねん。
暇なんは嫌ですねん。
まあ、あとここ数ヶ月はなるべくアナログな生活をすることにしていたもんで、外で遊ぶか、スタジオにこもるか、ずっとレコード聴いてるか、ライブをするか、という学生の様な生活様式でしたな。そっちの方が素直に楽しいってこともありましてね。
まあ、忙しい、忙しい、ってのも結果、言い訳になってしまうんで、
ほんま書きますわ〜。
あ、あしたからまた書きますわ。
あ、あした?、あ、ちゃうな、明後日??、あ、明後日やな、ということで。
まあ、しかし、この数ヶ月で我がスタジオもすごいことになってますねんで。
1940年代くらいまでさかのぼっての機材まで導入されてまっせ。
究極の原始的録音できまっせ。
セルマーのアンプもまた増えましたで。
STCのマイクもまた増えましたで。
えらい凄いリールテープマシンも増えましたで。
やっぱすっきやねぇ〜ん〜〜〜。

ご無沙汰です。
今門司です。
ライブ連続すぎです。
起きたら14時間ほど車に乗っかります。
俺はめちゃ元気ですが、忙しすぎです。
なので、こちらご無沙汰でした。
帰ったらまたここ1ヵ月の活動報告書きますか!!
読むのが大変なくらいの長文を〜!!
ではしばしのお別れ!!
ご安全に!!
幸いなことに無事でいる自分なのですが、被災地と思われる地域に住んでいる知り合いはみんな無事なんやろか?
無事やとしてもきっと混乱の中だと思われる。
そんなに被害のなかった自分の住む場所ですら混乱が見えるから、実際被害の大きいところは大変やろう。
近所のスーパーやらコンビニ...
乾電池がない、懐中電灯がないとか...
まあ、俺は元気やから、真っ暗になっても、朝まで待ったらええと思ってるけど。
ほんまにその光がいる人にわけてあげてほしいけどね。
食料品がごっそりないとか...
牛乳に卵??そんなん保存きけへんやろ。
まあ、俺は元気やから、アイスクリームでいけるけどな。
トイレットペーパーやらティッシュがないとか...
そない紙使わなあかんか??
オイルショックみたいになってもうてるやん。
買い占め?? 買いだめ??
ほんまにためとかなあかん人に譲るんやったらええけどな。
まあ、人の心理は不思議なモンで、あれがない!!あれがない!!って聞くと、急に不安になるからなあ。
気持ちが焦るんやろか。
俺たちは俺たちでやるべき事がある。
小さくてもやれる事はある。
今、ためなければいけないのは気持ちやと思います。
元気な人はみんな気持ちをためてほしいもんです。
昨日の大地震。
我々ニートビーツは全員無事でした。
丁度、全員が集合してライブハウスに向かう途中でした。
都内も揺れがひどく、街自体が混乱していて、6時間以上も車の中にいました。
携帯電話もほぼ不通、交通はストップ。ほとんど情報が入ってこないという状況でした。
阪神大震災も体験したので、被災が大きい地域は想像を絶する状況だと思います。
ツアーでよく行く地域もあるので、各地方の方々が心配です。
とにかくみんな無事であることを祈ります。
言葉では解決できないのですが、みなさん頑張って欲しいです。
ただただそう願うばかり。
海を渡ってきたES-355を緊急に調整して、早速ライブで弾いてみた。
まだ状態は100%じゃないかもしれないが、とにかく、歴史を感じた。
そうか、だからチャック・ベリーはこういうフレーズを弾くんや。
そうか、だからB.B.キングがあんな気持ち良さそうなチョーキングプレイをするんや。
という感じで。
なんとなく心がいっぱいになったな。
そう、ワイドレンジにいくには、とにかく本物を実感することや。
それも、早ければ早いほどいい!!と再認識した感じ。
そして、本物を実感できた人は、それを持つだけで終わらしてはいけないと思う。
高価な物を家に飾って、俺、あれを持ってるんだぜ〜、では終わらせたくはない。
死んだときにはこう墓に刻んでくれ。
「過去の遺産を未来に語り継いだ男」と、ワイドレンジなキース・リチャーズも言っている。
先日、雪の残る朝。
チャイムがなって、玄関のドアを開けると、宅配便の人がいた。
海外からの荷物です、と大きな段ボール箱を抱えていた。
段ボールを開けると、赤いギターが入っていた。
GIBSON ES-355だった。
本当に来て、びっくりした。
アメリカの友人が持っていたギター。
彼はもういないけど、赤いギターは魂と共に海を渡ってきた。
おまえにふさわしいギターだ、と送ってくれたような気がしてとても感動している。
ケースを開けると、ギターが目覚めて「あ〜、長旅だったぜ。お前と会うのも久々だな。ここが俺の新しい住み家か。これからよろしくな。」と言っている気がした。
早速、抱えて弾いてみる。
50年程前のものとは思えない完璧な素材と作り。
そして15年以上前の最初に持った感覚がある。
「俺はもうそろそろ50歳だが、まだまだいける。すこし体はなまっているけどな。」
そんな感じだった。
今、早速、調整をする準備をしている。
リフレッシュしたあとは、俺とステージに上がるのだ。
ギターが届いたことをアメリカの家族の方に連絡した。
「無事届いてよかった...」と返事が来た。
最後に粋な文章が書かれていた。
「おじさんと私たちはチャック・ベリーやキース・リチャーズではなく、あなたを選んだの」
よし、わかった。
こうなったら、この先は俺との旅に付き合ってもらおう。
ライブも撮影もひとまず終了。
そういえば、撮影前日にギターウルフのユウジから、
急な「飲みましょうよ~」の誘いで、ウチに招いて酒盛り。
結局朝方まで続いてしまった。
ギターウルフには特別な思い入れがある。
セイジさんから、突然直接電話があって、ライブを一緒にしようと誘われたのが、
約10年前。「男」のバンドマンを連想するなら、必ずセイジさんが頭に浮かぶ。
あの人の宇宙人ぶりは全くいまも変わらず、狼はずっと吠えている。
最初、ユウジと会ったとき、どこの不良のガキよ!?な感じだったけど(笑)。
今は狼の目をしてるなあ。
まっすぐに吠えてる気がするな。
ビリーくんも喜んでると思うなあ。
ビリーくんは、近所に住んでいたので、たまに遭遇してた。
今もばったり会うんじゃないか、とも思う。
ある夏の日、ばったりと会って「真鍋くん、暇??今からビール飲もう」と真っ昼間から公園で飲んだのをとてもよく覚えている。
最近、ウッドベースも練習してる、というユウジにロカビリーを詰め込んだ大全集CDを渡した。
セイジさんがステージ上のお客さんにピックを手渡すように魂を込めて渡したぜ。
またいっしょにやりたいな~ギターウルフ!!。
本日ニートビーツ撮影決行中。
ジョニーキッドのように。
海の男のように。

いつの時代やねん!!??(笑)

ちなみにこれ、元祖本家!!