伝統がそのままずっと続くことは素晴らしいがこれまた難しい。
イギリスのアビーロード・スタジオが売りに出されたみたい。
ビートルズ好きを始め、今や誰もが知っている伝説的なスタジオだ。
それまでアメリカに音楽のチャートを譲っていたイギリスが60年代にそのアメリカや世界を遂に制覇した発信地でもあるのに。
プレミアの価値を考えてもたぶんとてつもない値段なので、売却後にスタジオが続けられるということは可能性としては薄いかなあ。
がんばってスタジオとして存在してほしいなあ。
無理なら国が買い上げて国宝にするとか(笑)
まあ、売却の理由は親元のEMIが経営不振だとかで。。。
まあメーカーが経営不振っていうのは今はどこもそうなんだろうけど、
いろんな意味で音楽を自由化しすぎた意味で自分ところが稼げないという状況もある程度、自らの責任がある訳で。。誰もがCDをCDにコピーできるシステムが出来たときに、ああそのうち、モノとして音楽は売れにくくなる時代がやってくるなあ、と瞬間的に思ったなあ。
良いか悪いかの議論はおいといて、誰もがコピーできる機械を作って売ったのもある意味、レコードメーカーなんだから、そこはバシッとハードとソフトの区別をつけて音楽業をしてほしいもんですな。
ラジオやレコードをテープにダビングする...
昔はここまでがリスナーとしての最大限の行動だったんだけども、デジタル化してしまったおかげで、全ての作業がある意味便利になってしまった。
まあ、リスナーだけでなく作り手側も。
アビーロード・スタジオにはその昔使われていたこれまた伝説的なミキシング・コンソールがある。それを使わなくても、それなりの音で、それなりの値段で出来てしまう現状もあって、アビーロード・スタジオは他のスタジオに出番を譲ってしまうことになったんだろうな。
変な形で機材が処分されないことだけを祈ってます。