また新たなバンドを録音することになった。
急にオファーを頂き、それはそれでうれしいことですが、意外や意外のバンドなので、俺もびっくりです。
うーむ。どうするか。うーむ。
俺が録音するとえらいことになりまっせ。
ええんでっか??って。
大丈夫でっか??って。
悩むぜ〜。。。ってウソです。
案の定やりすぎます。
中学校の時、いろいろ悪さをして、
学校の先生によう怒られました。
でも卒業の時に「ずっとバンドやりたい」と言うたら、
やりすぎるくらいがいい。
おこられるくらいがいい。
真面目に不真面目を通せ。
見えない敵は敵ではない。
何があってもひるむな。
と書かれた小さな色紙をもらったなあ。
と、言うわけで、案の定、いかつい機材達を借りに出かけた。
昼間にまずはシェルターに出向く。
トークショーの打ち合わせだ。
チケット売れすぎだ...
なんでだ...
早速名古屋からもオファーだ...
なんでだ...
早速大阪からもオファーだ...
なんでだ...
職業選択ミスなのか...
と、ぶつぶつ頭で言いながら移動する。
最近とても協力してくれているオーディオ屋があって、そこのおっちゃんがまたいかつい。
お店に入るなり、
「よう。いいのが出来たぜ。やばいぜー。これは。AMPEXをちょいとモデファイして、ミドルゲインがグッと来るようにしてる。ま、最後の真空管ヘッドアンプみたいなもんだ!!」
ってな感じだ。
お~、その言葉、気分はマッドマックスやな。はい。
お~、マッドマックス。最高の映画。
オーストラリアで撮影されているだけあって、車はアメリカ製と違うオーストラリア・フォードが使われていて、普通のパトカーも4ドア仕様。そしてカワサキZシリーズのバイクといったカー&バイクマニアには涎もんですな。
ちなみにメル・ギブソンが乗るインターセプターはフォード・ファルコンがベースカーになってる。あれしびれるな。そう、あの名車インターセプターが調整されているシーンね。
「こりゃ最後のV8だぜ!!」
と、マッドマックスとアンプの話になったもんやから、気分は最高潮。
で、後ろから、会話をさすようにお客のおじさん達の中途半端な声がはいる。
それも少し高圧的な話し方だったから、一気に気分がダウンしてしまう。
後から俺もちゃんと謝ったのだが、その時は俺はあまりにも最高潮の気分で、
主人公のマックスの気分を越えて、悪人トーカッターの様な目つきでそのお客さんを「おい」と睨んでしまった。。。
と、そこにいたのは、いかにも本物のお方達。
うーむ。まずいな。。。
もめたらとりあえず生きて帰れるか。。。
続きはWEBで。。。
ってよくみるような。。。