スタジオ三昧の長い一日やった。
疲れは凄いが、気持ちよさも凄い。
昼間にスタジオメンテ、夕方からFAVE RAVESのミックスとマスタリングだった。
音楽に触れてる時が一番時間が過ぎるのが早い。
この間からミキシング卓として使っているMCIが不調となった。
突然音が出なくなった。。。
何百キロもあるあいつ。
30年以上前に生まれているからなあ。
パーツもなかなかないしなあ。
当分ただの机か、下手したら鉄くずかあ、と気分がすぐれなかったが...
ちょっとまてい〜、とにかく見てみよう!!
と間瀬さんが来てくれた。
間瀬さんはセカンド・トリップというスタジオの社長さんで、GRAND-FROG STUDIOの設立時から配線やメンテをよくしてくれている。普段はエンジニアで坂本龍一さんとかをやっている凄腕人だ。
うーむ、もしかして難しいかもなあ、と二人で色々問題を話し合っていた。
しか〜し!! 直った!!!!!!!!
それも瞬く間に!!!!!!!
たまたま予備で持っていたものが使えた。
本当にたまたまあった予備だ。
間瀬さんも「すごい!! 完璧なラッキーですね!!」驚いていた。
うぉーーーー!!!!!。
ついてるでーーーー!!!!!。
今日のツキを手に入れたでーーーー!!!!!。
ま、カイジでいう、至福の時である。
今から考えてみると、最初は小さな宅録ルームくらいの規模でスタジオを作ろうと思っていた。
最初はクロマニヨンズや怒髪天も録っている川口さんに相談したりしてた。
"口では大阪の城もたつ"といった感じでどんどんと自分なりの構想が広がった。
出来るだけデジタル環境にはしたくない、という意志だったので、
それほんま大丈夫なん??とも心配されたが、いざ、行動に移すと「こういう場所は絶対必要だよなあ」とみんな色々と協力してくれた。
すすんで作業を手伝ってくれたり、ぶっちゃけ金銭面のことでもだ。
と考えると、俺はとても幸せ者やなと思う。
ビンテージ機材を扱う面では電源も大切だとアキノさんも協力してくれた。
アキノさんもこれまたこの界隈では有名な人で、その昔、沢田研二さんとかを担当していたエンジニアで電気工事のプロだ。スタジオの電気工事をする際、工事屋さんの仕事ぶりに怒り、そして出向き「こんな仕事してたらダメですよ!」と一喝してくれたおかげで、電線ケーブルは頗るいいやつが使われている。
アキノさんの名言は多いが、「真鍋くん、電気には新鮮な電気とそうでない電気があるんだよ」。で、「そして悲しいことに世の中で流れている電気はほとんど死んでいる...」と一瞬つぶやいた...
え、北斗の拳か!?!? とめっちゃ笑ってもうた。
アキノさん曰く、日本は100Vだけど実際使われている電源は完璧な100Vでないところが多いらしい。その若干のプラスマイナスがビンテージ機材にはかなり影響があるのかもしれない。
電線を電気が伝わって、末端で使われるまでにやはりある程度の障害があるらしいのだ。
そしてその障害を取り除くためにかなり高品質なものを作ってくれた。
なので、現在のスタジオの電源環境は最高である。
きっかり100V、アメリカ製品用に117V、ヨーロッパ製品用に200V。
3種類の電気が選べるようになっている。
防音工事においてはヘルツのチャイさんが相談に乗ってくれた。
チャイさんもその道では有名で数々のスタジオやラジオ局の工事をしている。
最初、別で問い合わせた防音工事屋さんとは、何となく意見が合わず、自分の理想のサウンドとはかけ離れてしまう心配があった。最近の傾向はとにかく吸音、吸音で音が響かない構造をすすめている気がする。チャイさんに相談すると、理想としているやり方をおもしろがってくれた。そしていい提案をしてくれて、「最低限はウチでやらせてもらって、あとは真鍋さん自身でこういう風にやった方がいい」といろんな方法を教えてくれた。
オヤイデ電気のササキくんも新しいケーブルを使わせてくれるし、他にも、機材を提供してくれたり、メンテをしてくれる人たちがいる。
STUDIO SUNのマキノさんも前に見学に来てくれて、アシスタントでいいから手伝いたい、と言ってくれた。いやいや、オレの方が全然シロウトです。
そして、最近、人を介してうれしい話も聞いた、山口州治さんが会いたがってるよ、と。
エンジニア業界では名実共にトップとも呼ばれている州治さんです。
かなりうれしいっす。
あ、それについてはバースデイのキューちゃんにも感謝したいな。
キューちゃんが「あいつんとこのスタジオはあったかい音がするんですよ」と州治さんに話したのがきっかけだそうです。
キューちゃんかっこええこというな
素敵や〜。
しかし、ぶっちゃけ恐れ多いわ〜。
で、おもしろいことにある居酒屋に行ったら、自分の札もかけている共同キープボトルに山口さんの札も追加されていた。え、なんで??(笑)
その辺も会えたときに聞いてみたい。
うーむ、そう、感謝の気持ちは作品であらわさないとな。
そう、自分なりにもっと追求しないとなあ。
100人いれば100人ともサウンドの好みは違うけど、それはそれで、このスタジオではこの音でいきます、でええやんか、というお墨付きをいろんな人達から頂いている気がするな。
オレにしてみると「傾奇御免状」や。
そして、近々、憧れのFAIRCHILDがやってきます。
バンドじゃないっすよ。
ビートルズの録音で有名な機材、あのFAIRCHILDです。
品番は有名な670(状態良ければ数百万してます...)ではないけどね。
まあでも670のパーツが使われているようなので、更にそれなりのカスタムを施す予定です。
あ、最近、よくスタジオのHPないんですか??と聞かれるんですが、
はい。無いです。
製作途中といえばそうなんですが、いや、なんとなく、まだまだ修行期間な気がするので。
ビートルズでいうハンブルグ時代。
もう少し、自分の希望する機材が揃って、経験値があげてからにしようかと。
今年、目指します。
あ〜長文過ぎや。
「長文御免状」頂きたい所存。。。
配管パイプではございません。。。
最近スタジオに嫁いできたリバーブユニット、その名も
「THE GREAT BRITISH SPRING」
名前が潔くてすてき。
80年代のイギリスのBBCなんかの放送局ではよく使われていたと言われるAKGと並ぶ名リバーブだそうです。
初めて見た時、完全一目惚れでした。