いやあ。眠い。
ここ最近睡眠時間がほぼ無い日が続いたので、
さすがに昨夜はベッドに倒れておりました。
倒れたと言っても、病気ではなく、ただ単純に眠すぎて、
目をそれ以上開けておく事が出来なかったのです。
植木さんの無責任シリーズ映画を観てたのですが、
無責任にも途中で意識を失っておりました。
クレイジーキャッツのメンバーでもあった植木等。
真面目ではない二枚目。
どこかに悪がある正義みたいなモノ。
マカロニウエスタンの様に保安官が必ずしも正義ではないという感じ。
高度成長期にそのB級な面白さがぴったりとリンクしたようだ。
ちなみに映画「ニッポン無責任時代」のモデルは、当時、東映に出入りしていた
本当に無責任な実在人物だそうである。
「なんとかなるやろ」
「なるようにしかならへん」
「とりあえず、やったらええがな」
「あとは任せたで」
まあワタクシも大体、この4種類で今までやりくりしてきておりますが。
元々責任感に追われて物事に取り組みませんが、成功、失敗、どっちにしても
やってみた結果がはっきりしないとイヤなタイプという事は間違いない様です。
成功したら調子に乗る。
失敗したら笑ってごまかす。
この忙しい最中(いつもわざと忙しくしてるんですが)、色んな事が動き始めた。
「GRAND-FROG STUDIO」も工事が始まった。
今まで色々な人に意見を聞いたり、機材を集めたり、メンテしたりとしてきたが、
先日ようやく施行開始となった。
地下に作るという事もあって、マンションの一部屋に作るより長所が多い。
知人がマンションの部屋を改造してスタジオを作ったが、
やはりドラムやアンプで大音量を出すのは難しいという。
遮音や吸音が最大の問題で、制限が厳しい分、コストがかかる。
そして空間がその分狭くなったりする。
マンションの部屋だと、一部屋あたりとか、1平米あたりの最大積載量がある程度
決まっている。重すぎると床が沈んだり、抜けたりする危険性が伴ってくる訳だ。
それを考えると地下だと、重さ制限がないのと、コンクリートで覆われている分、
遮音性が高い。低音なんかの振動音もあるが、その辺は床を浮き床にすれば、
問題は軽減されると思う。
あとは湿気と、吸排気の問題くらいか。
とりあえず、スタジオとコントロール・ルームの壁が出来始めた。
と、なんだかんだいって、想像以上にコストがかかる現実を知り始めているが、
そこは、「なんとかなるやろ」精神を使用する。
業者の方々には「超月賦でお願いします」と最初に宣言している。
まあ、嬉しい事に業者の人も話が分かるお人。
荒波に向けていざ出航。
船は古い型だが、形はカッコいい。
センスのいい乗組員もいる。
無責任船長としては、一度イカリをあげたら大漁になるまで戻ってくるつもりはないという訳です。