旅の始まりは何度も経験しているけど、こんな風な新たな旅の感じは久々な気がする。
長くバンドを続けていると色んな事もあるし、その度に乗り越えて来た。
あ、乗り越えるといったら大袈裟な感じかなあ。
ニートビーツ的にはね。
いいこともわるいこともひっくるめて、やめるのは簡単だからおもしろくないんだなあ。
ある意味、M素質満載か。
ステージに上がった瞬間、「お、こりゃ、いくとこまでいかなあかんなあ」と思う訳です。
"MR.SHALLOW"ももちろん頑張ったし、今までありがとうの気持ちだけど、この状況で飛び込んできて、1日で20曲を覚えた新ドラマー、"MR.MONDO"にも拍手。
オレ達より曲を覚えてるじゃないか。
ツアー終わるころには全曲覚えてるのか!?
そんな彼の気持ちは今のニートビーツにとって正しい気持ちだと思います。
オレ達も初心を戻している気がします。
末っ子弟の様にかわいく、オレでよければ、ニートビーツという音楽を全てを教えてあげたい気分。ライブ2回目にしてこの成長ぶりは正直凄いです。100回したら更に凄いな、
きっと。
最初、秘蔵の1963年のLUDWIGのドラムセットを彼に見せた時、「欲しいです!!」と一言。
その目に迷いはないと感じたのでオレは彼に譲りました。
60年代のビートグループの映像を色々見せて、「ほら観てみ!!これやで!!」と授業開始!!。
REMO FOUR、 RATTLES、SPENCER DAVIS GROUP、SEARCHERS、MERSEYBEATS、FOURMOST、BILLY J KRAMER、DAKOTAS、FREDDIE & THE DREAMERS....
スポンジの様に吸収していくので楽しくて仕方が無い。
これからもっとディープなところへ連れていってあげましょうか。
はまったら抜けられへん世界やで〜。ひひひッ。
さあ、ツアー終わったら早速レコーディングしよかな。
GRAND-FROG STUDIOにもまた強烈な機材が入りそうだしなあ。