「今日はドーナツでも買って帰ろか」2日目
今日のオススメ「THE CREAM/SWLABR」
店員「いらっしゃいませ。あ、昨日はどうも。どうでした?昨日の"THE SEARCHERS/LOVE POTION NO.9"は?」
客「あ、あれ、美味かった美味かった。さすが本家のレーベルが英国だけあって、なんていうか、さっぱり感もあって結構好きやったなあ。めっちゃ有名やな、あれは。」
店員「今日はどんな感じで?」
客「昨日さっぱり系やったやろ。そやから今日はまったりといきたいなあ」
店員「わ、偶然ですわあ。良かったわあ。今日は丁度クリーム系があるんですわ。言うたら、こうシュークリームとかでありますやんか、生クリームとカスタードが半々に入ったやつ。ほんで、最初、生クリームから当たるか、カスタードに当たるかワクワクする感じありますやん。僕の場合、生クリーム派なんで、楽しみは後に置いときたいんで、先にカスタードが来たら、わ、当たりや!!とか勝手に思ってましたわ。ショートケーキで言うたら、最後にイチゴ食べるみたいな感じですわ。あ、このドーナツ、匠中の匠、有名なエリック(クラプトン)さんとこの自家製ですわ。まあ、エリックさんもTHE SEARCHERSと一緒で英国出身ですけど、このクリームたっぷり感を出してきたんは彼ならではですね。YARDBIRDS工場で働いてた時にFOR YOUR LOVEの味が甘過ぎるから嫌や〜言うて辞めてJOHN MAYALL工場に入ったらしいんですけどね、その時のBLUES BREAKERS組合時代のギターの音とか聴いたら僕、ピンっときましたわ。あれは職人ですわ。ま、道具のひとつでMARSHALLアンプゆうのんを気に入って使ってたらしいんですけど、あれちゃいます?あの時代でMARSHALLの名前を有名にしたんはエリックさんとジミー(ヘンドリックス)さんのおかげちゃいますか?しかし、このクリーム、たった3人でこの濃厚な味!!。よう出たもんですわ。その一品に選んだんが"THE CREAM"の"SWLABR"ですわ。これアメリカのATCOレーベル盤ですね。いやあホットな一枚です」
客「え、何、も一回言うて。アソコのレーベルのスワ...?スワラ...?スーダラ節がホット??え、なんていうのん、それ?」
店員「え、いや、あの、あと、この、スタバ...のラテをホットで、あ、ちゃう...いや、ま、まあ、いいですやん、ま、この味は言葉には出来ひんってことですやん。」
客「ま、ええか。今日はそのドーナツ1個(枚)もらおか」