とトラサルディを身にまとったダフ屋がゲートの前に立ち並ぶ。東京ドームでも「ローリングあるよー」と言っていたと友人が大受けしていたが、名古屋でもそうだった。突然行きたくなって行ったストーンズ名古屋、日本最終公演。睡眠不足もなんのその。行くしかないぜーと、早めに名古屋ドームに向かったオレはスタッフのミトちゃん、フラカンの前さん、PAのかたやんと待ち合わせをしていた。暇だったので横にきたダフ屋に思わず話しかけた。
オレ「どの辺余ってんの?」
トラサルディを身にまとったダフ屋(以下トラ)「ゴールデンはないけどSならあるよー」
オレ「いくらくらいなん?」
トラ「これ前の方のええ席やからねー、
ローリングは高いよー」
でったーっ、ローリングって...
ストーンズなら知ってるが、ローリングは知らないよ。。。
なあなあ今度のローリング行くのん??とか聞いた事ないし。。。
ローリングって。。。ニートビーツならビーツ。フラワーカンパニーズなら
カンパニーか!?
オレ「えー、そんな高いのん?」(ここですでにオレは笑いをこらえきれない...)
トラ「まあ日本最終らしいからなあ」
オレ「売れんかったらどうすんのん?」
トラ「そんなもん、ワシが観るよ」
えーッ、おじさん観るのん??そのアリーナの前の方のいい席で!?
オレ「おじさん、ローリング好きなん?」(ここですでにオレは笑っている)
トラ「ローリングは観たことないわー。美空ひばりの方が好きや」
トラ「でも、ローリングはワシより年上らしいやないの」
おじさん!!!
そのままKeep On Rollin!!
で、肝心のストーンズ、花道横のオレ達は間近に迫るローリングに大興奮。名古屋名物みそかつの矢場とんのT-SHIRTSを着こなすローリングの強面外人スタッフにも大興奮だったのだ!!
です。はい、いやあ、忙しい。全アルバムを改めて聴いて、ストーンズを体に染み込ませる作業に大忙しで、なかなか日記も書けずです。もちろん東京ドームは2日間行きました。音的には1日目の方が良かったかな。2日目はスタッフがワインを飲みながらPAしていた!?というウワサも聴きつつ(お、まさにエクスペンシブ・ワイノーズやんと無理に納得)。1日目はSWAYやら、AS TEARS GO BY...NY公演と同じ感じの曲順だったかな。2日目は聴きたかったMIDNIGHT RAMBLERもありで、3年前よりさらに元気に感じた。てか、いくつだよーあなたたち。ツアー前にほんと元気もらったわ。あと30年は余裕でできるなあと。キースの使うギターももちろん要チェック!!という訳で、今回は黒のGIBSON ES355をメインに使ってたかな。B.B.KINGタッチなサウンドも残しつつ、黒のジャケット姿もかっくいいッ。ZEMAITISの5弦ギターも使ってたし、2日目は白のES355?も使ってた。久々に見た黒のテレキャスカスタムも感動だ。RON WOODの相変わらずの挙動不信さもサイコーだしね。やっぱり若い子に観てほしいので、チケットが高いのが唯一残念だけど、彼等自身はやはり最強。もうみんなおじいちゃんなのにIT'S ONLY ROCK'N'ROLLを演奏されちゃうと、あー、もう幸福、降伏でしたわ。うーん、どうしようかなあ。。。と考えつつ、名古屋ドームも行ってしまうオレなのでした。
先日リンクレイの追悼イベントに出演。リンクレイはとても好きなギタリスト。50年代にロックンロールなインストでデビューしてしまうベンチャーズより斬新な人です。インスなのに放送禁止になってしまうというのもなんだか面白い。確か彼は肺が片方しかなかった気がする。それが原因で亡くなったのかどうかは分からないが、ギターはとてもファンキーだ。単純極まりないコード循環の中で、ドラマチックな風景をつくる彼の曲はオレのガレージ心に火をつけた。一時期はNYロカビリーの名手、ロバート・ゴードンなんかとアルバムを作ったりしていてこれまたワイルドな作品で好き。で、その追悼イベント出演時、最後の曲でアンプがぶっ壊れました。急に音が出なくなった。エレキギターからエレキを引くと、ただのギター。アコースティックでもないただのギター。まあそういう事もありますわな。もともとぶっ壊れる性格のアンプばっかり使ってきたので別にショックも何もないんだけど。それよりか古いアンプを使っていて、マイクに触れると感電してこれまた非常にショックを受ける。体力的にね。いわゆる感電ってやつです。昔のアンプはアースというものがちゃんと設定されていなかったりする。よく冷蔵庫や洗濯機のコンセントの部分に緑色のコードがついているあれです。まあ、リハの時に別に一本線をつないでおけば問題ないのだけど、本番が始まるときになぜかつけるのを忘れていて、マイクに触れた途端、ザ・ショーック!!目に星がキラキラとなる訳です。まあ二日酔いの日にはちょうどいいんですけど。パッチリ目が覚めるからねー。
先日のクアトロもいきなりショーックでした。アースとるのを忘れてた。よりラウドな音を出したいので今使っているアンプは120V仕様にしている。なので100V時より20%程増したショックをもらえるのだ。まあ、ヤードバーズのキースレルフみたいに感電死はしたくないけど。イギリスは250Vだからショックも凄い。昔イギリスのパブで演奏したとき、ぶっ飛んだ事あります。やっぱり凄いぞ!!イギリス!!って訳で電気ポットのお湯が沸くのもなぜかめちゃめちゃ早い。クアトロの方はストーンズvsビートルズって事でJUMPIN' JACK FRASHとHAPPYを演奏。久々にオープンGチューニングでやってみたら、これやっぱりキースの気持ちが分かる。キースのあの足の上げ方、両手の振り方、ああなりますよ。オープンGチューニングは。必然です。そういやオクピン(奥野真哉くん)が言ってたけど、その昔、キース・リチャーズってバンドが日本にいたらしい。全員キース。ボーカルもギターもベースもドラムもみーんなキース(笑)。それめっちゃみたいなあ。ドラムもキース...ってなんか凄いぞ。えらいリズムがもたりそうだ。で、今月待望の本物ストーンズ。でもチケット代高いわな...やっぱり。学生とかだったら普通に観に行けないよ。55000円って。プロレスのリングサイド気分だ。それに最近チケットが届いた方の情報によると、封筒の宛名が手書きだったらしい...何万通手書きしてるんだろう。いやだなあ、「はい、君、これ2万通宛名書いて」って言われたら。それもまたショックだなあ。
という法案が施行されるという情報を最近ちらほら聞く様になった。結構前から国ではそういう動きがあったらしいのだが(まあほぼ内緒ですが)、とうとう4月から施行されるらしい。え、BSE??PSE??名前だけではよく分からんが、簡単に言うと古い電化製品を業者さんが売ったり買ったり出来ないというとっても単純なものだ。まあ多分、安全性の問題とかいう話。古い物は危険!!みたいな。例えば、朝使うドライヤーが古くなって、もっとパワーのある新しいドライヤーを買う資金を作るためにリサイクルショップに持っていくとする。そこで店員は言う。「すいません、これPSEマークがついていないので引き取りできません」。。。学校を卒業してさあ一人暮らし。とりあえず電化製品なんか安いものでいいからリサイクルショップへいこう!!そして気分わくわくでお店に行くと新品か、または年式は新しいが高い中古品しか売っていない。。。裕福な人はいい。新春お年玉セールかなんかで大型電気店に行き、一人暮らしセットを購入。まあ、まだそれくらいならいい。世の中リサイクルブームというがまったくもってリサイクルでもなんでもない。古くて危険ならメーカーが安全を保証するような修理をおこなえばいいし、そんな法案を認めたらもともと将来使えなくなるものを売っていたということになる。本当の技術者なら怒るはずだ。オレはそんなヤワな物作った覚えはねー!!!
ってことになる。法案のおかげで新品の電化製品の売り上げはのびるだろうが、オレは電化製品ひとつにしても文化の賜物だと思っている。
えーなんでー新しいのがいいじゃーん!!
という人ももちろんいるだろうがね。しかし大体古い電化製品でも問題なく今も使えるってことはめっちゃ安全を証明してるじゃないか!?と思う。
なんだかんだとオレはめちゃめちゃ反対なのだ!!!!!!
なぜこんなにも怒ってしまうのは、バンドマンならではの怒りがある。
コンセントを使うものは全て電化製品として捉えられるという事は、ちょっとした古いギターアンプなんかもお店で買えなくなってしまうのだ。例えば、ある中学生がストーンズを観に行ったとする。そしてキースのギターの音に感激して、テレキャスターを手に入れて、バンドを組む。そしてスタジオに通ううちに彼は疑問が出てくる。なぜあんなキースみたいな音が出ないんだろう。古ぼけたスタジオの店主が言う。「そりゃあたりまえだよ。キースはギターもいいのを使っているが、何よりも今のスタジオじゃ新しい安全主義なアンプしかないからねー。どこ行っても一緒だよ」
そして彼は躍起になって調べる。キースはどうやら50年代のFENDER TWIN AMPというのを使っているらしい。お年玉やバイト代をためて、さあ、楽器屋へ...しかしどこに行ってもTWIN AMPは売っていない。やがて彼は大人になり、ビジネスで成功を収め、いくら払ってもいいから、TWIN AMPを手に入れるんだ!!とまた楽器屋に行くが、やっぱり売っていないのだ。ビートルズのビデオを観て、グレッチを抱えてVOX AC 30でロール・オーバー・ベートーベンをはじけて歌うジョージ・ハリスンにはなりきれないのだ。そんなつまらん時代がやってくる恐れがある。まあ、今のところ、オークションなんかの個人間のやりとりはOKらしいが、そのうち個人間の古い電化製品の取引もNGとなる日がくるかもしれない。なんと言っても日本は島国。海外からのいろんな物が入ってきて文化が出来ていく国。もちろん日本独特の文化が悪いという訳ではなく、文化を融合させることに才能をもった多才な人種だと誇れるくらいだ。しかし業者はやはり商売なので、売れない物は仕入れない。つまり海外からいかしたアンプはやってこないのである。アンプの事だけを言っているが、もしキミが今の時代では考えられないすてきなランプを本かなにかで見つけて、これかわいいなあ...と思っても、どこにも売っていないのである。初代ファミコンのドラゴンクエストをしたくても古いファミコンなんか買えないのである。それが世の中に大量に余っているとしても。オレが73年製のマーシャルアンプをテに入れたお気に入りのリサイクルショップは摘発されるまでやる!!と言っているらしい。もっと問題が深刻になっても、そう、オレも相変わらずイギリスからたんまりSELMERやVOXアンプ、アメリカからアンペグやフェンダーアンプを手に入れてやる。そして税関で発見されて捕まってしまう。次の日のスポーツ新聞の見出しは...
「自称ミュージシャン逮捕!!。危険オールドアンプを大量に輸入しようとした疑い!」
といった具合に。でもオレは取調官に言ってやるぞ。
「オマエはビートルズやストーンズを聴いた事があるのか?」
ほんとそんな時代がきたらやだわー。
ローディーさんおめでとうございます。これからもよろしく。10数年前、出会った時はほんと肉の塊だったのになあ。おーっとそんな事いったらローディーファンに怒られるか!?だって本当なんですものー。剃り込みのはいった肉の塊君でしたよ。その時の彼は。とんかつばっかり食べてたし。実際、バンドのミーティングは大富士というトンカツ屋で行われることが多かった。デス・ディーラーズ時代にはもうメンバーみんなにいじめ抜かれ、自分の車におしっこをかけられたり、船では靴を隠されたりと...その頃を思えば、今は平和でイイ時代だ、ROYALもSHALLOWもほんと幸せだ!!と彼は言っております。今やもうニートビーツの取締役ですよ!!ほんとデス・ディーラーズ時代はある意味すごかったからなあ。体育会系とはまた別で、単なる小学生の修学旅行が続いていたようなもの。真冬に丸裸で車に乗って窓全開で移動したりもした(その理由は運転手が眠くならないようにするためだが、全体責任という事もあり全員で裸措置がとられた)。オレもMR.SHOUT(SAX)とお菓子で喧嘩したこともあるもんなあ。ライブが終わって、打ち上げの帰りにお菓子を買ってホテルに戻って...あれッ、オレのお菓子がない...
オレ「オマエ、オレのお菓子隠したやろ!!」
SHOUT「そんなんオレ知らんわ」
オレ「なんでやねん、オマエ持って行ったやんけ」
SHOUT「知らんいうねん!!」
オレ「おいこら」
SHOUT「なんや、こら」
...しばし乱闘....
SHOUT「まッ、大人やからこの辺で」
オレ「そやな、とりあえずお菓子どこ?」
SHOUT「そのへんにあったような」
オレ「あ、これこれ、これやがな」
SHOUT「ほんま、何でこんなんで喧嘩せなあかんねんな」
オレ「ほんまや。オレら全然悪ないのになあ」
SHOUT「トサが悪いねん。あいつがなんかどぐさいから」
オレ「そういや、そんな気もする」
....そしてなぜかMR.LAWDYに飛び火....
SHOUT「オマエが全部悪いねん。とりあえずあやまれ」
LAWDY「えー、何で僕なんすか。そんな無茶苦茶な...」
といった夜を過ごしていたなあ。。。
そんなLAWDYが好きですよ。
うーん。平和だ平和。
33。パチンコで333なら確立変動でもう1チャンス。そうゾロ目、奇数はチャンス持続。今年はいいことあるぜ!!と勝手に思う生後33年と1日目を過ぎようとしている。この間のロフトのライブ、打ち上げで5人も6人も2月前半生まれがいて、盛大なローソク消しが行われた。皆水瓶座か!?。ということは朝のTVの占いで、えー、今日最下位やーん、見んかったら良かったわー、と全員言っているのである。言わなくても心で通じているはずだ。もし星座のみで占いが当たるなら全員一生同じ運命を共にする。これが本当の運命共同体。子供の頃、水瓶座は水亀座だと思っていた。亀は万年。オレは長生きするな、フフフ、と思いつつ、学校で飼っていた緑亀をオレは守護神と信じていた。ほかの生き物には目もくれず、しょっちゅう亀を触っていた。それから、ある日、緑亀はバイ菌を持っているというニュースが世間で流れ、緑亀は教室を去ることとなった。亀とお別れの日、オレはやけになり、ふんだんに亀をさわり、バイ菌移しゴッコをし始めた。へんてこなピースマークを指で作ると防御力がアップするらしく、友達は「バリアはったもん!!」と自慢げに言い、オレをいかにも無力な悪人ショッカーのように扱った。とっさにオレは水亀座だ、構造改革遂行のためにそんなバリアはぶっ壊すと攻撃した。「水瓶って亀ちゃうでー」と反撃され、オレは粉々に砕けちったのだった。水瓶座、丑年...あの頃はなんでオレは寅年、さそり座じゃないんだろう!?と思ったものだ。しかし今になるとなぜか一番好きな星座と年。瓶に水をくんで、牛に飲ませて、しぼった新鮮な牛乳を売り、少ないお金で買うことができる2月の誕生石、アメジストを手にれるのもいいじゃないか...と思うのだ。ちなみに2月4日はキョンキョンと同じ日。それを今年もどこかで自慢してしまった立春。
とここまで書いたオレは気付く。おっさんじゃないか、話題が。。。キョンキョン!?って。でもおっさんになると得もある。子供は子供の時期があり、少年は少年の時期があり、そして青年は青年の時期がある。しかーし!!おっさんの時期はとーっても長く使える。当分使えるのだ。凄いぞ、凄い得だ。ずっと社長な気分だ。で、おじいちゃんっていうのはいつからになるんだろねー。そういや、いつしか、近所のお気に入りのMR.パン屋さんにとってもおいしい牛乳パンを買いに行った帰り、子供が犬を連れていて、思わずロープ!?綱!?(あ、やっぱりもうおっさんだ。分からん。なんていうのか?NOWい言葉で言うと...あ、わすれた、めんご、めんごー)を放してしまい、こっちに犬がやって来た訳だ。で、ぱっと捕まえたオレに、子供が「おじさん、ありがとう」と言ったので、オレはとっさに「いや、ちょっと待って、ちょっと待って。まだお兄さんなんやから、お兄さんって言うねんでー」と声をかけると、子供はかたくなに「おじさん、おじさん、おじさん」と連呼する。あー、やばい、調子に乗らせてしまったなあ、と思いながら、「お兄さんって呼ぶまで犬は預かる」と言ったら泣き出してしまった。で、もってお母さんらしき人が飛んで来て、またまた悪人ショッカーを退治しそうな目つきで睨まれた訳だ。子供と犬をさっと奪い返し去って行ったのだが、子供が「あれはおじさん?お兄さん?」と母親に尋ね、母親は一言「おじさんに決まってるでしょ」。おいおい、どう見てもオレよりあなたの方が年とってるやん。母親と子供はとても絆が強いのは当たり前だが、まあ、この御時世、知らない人は全て変な人として扱われる傾向があるのだ。かといって、公共の場で子供が尋常じゃないくらい暴れても何も注意しない親ももちろんいる。そういや、こんな事もある。ある日、ファミレスで打合せをする事になっていて、オレは先についたので、目玉焼きがのったハンバーグと舌が妖怪人間の色になってしまうメロンソーダに舌鼓をうっていた。そしたら、横に親子二人がやってきて、子供がテーブルの上に乗る勢いではしゃいでいる。そこはテーブルが隣と繋がっているために、オレのメロンソーダは勢いよくはじけて、ハンバーグの隣に座っていたポテトにもろにかかってしまった。すなわち、メロンポテトだ。そんな暴動すら母親は気にせず、何やら手帳を開いているありさま。おい!!こら!!何やっとんねん!!メロンソーダとポテトあうわけないやろ!!と普通ならいくが、如何せん、幸せそうな親子、いや、もしかしたら母子家庭なのかもしれないと、少し冷静になって、たまにはいいかとメロンポテトを平らげた。そして、タイミングよくデザートで頼んでいたイチゴパフェが遂にやって来た。やはりデザートにはコーヒーか?とドリンクバー前で悩んでいた時、ふと振り返ると、あの暴君少年がイチゴをつっついている。オレは玉すくい競争のごとくコーヒーを持ち、安定した足取りでサッと席に戻り、ついに一喝。オタクの子供どないなっとんねん!!で、母親はブスーッとした表情で子供を席に戻す。ポテトならまだしも、イ、イ、イチゴとは....何たる悪事の数々....えーい、控えおろうー、控えおろうー!!このお方を誰と心得る、オレはさきの副将軍、イチゴ部長にあらせられるぞー。一同、御老公より年下である。頭がたかーい!、子供の手がきたなーい!。たかがファミレスのイチゴ、されどファミレスのイチゴだ!!と怒っているオレを完全無視して、母親はトイレへ。そしてその隙にオレは子供に近づき、静かにさせる裁きをくだした。
「今度、オレのイチゴをさわったら、キミのお母さんをさわるよ」
ハチベイもニッコリ。パン御老公の旅は続くのである。めでたし。めでたし。
が上がる。ライブが続くとね。そう1日きりでは物足らない。4日連続くらいが丁度いい。パーッと演奏して、あー、今日あそこ間違えたなあって笑っちゃう感じが丁度いいい。ストーンズは何千回もサティスファクションをライブで披露しているが、今でもキースはイントロを間違える。自分の歌の歌詞を忘れる。そしてミックとステージで喧嘩をする。"BEFORE THEY MAKE ME RUN"を歌うとき、あまりにも忘れているのでロン・ウッドが気をきかして歌い始めたときもある。そんな感じが好きだ。そこはそんなに重要ではなく、ストーンズをやり続けることに意義がある感じがいい。ライブが一番正直になれるという言葉にはとても共感した。ストーンズオンリー、バンドの魂といわれたキースだけど、ソロアルバム"TALK IS CHEAP"は中学の時に聴いてぶっ飛んだ1枚だ。ミックとの確執の間で生まれたアルバムだけどミックのソロアルバム"SHE'S THE BOSS"より断然いい(笑)。いいというか、ミックのアルバムはミックで、キースのソロはストーンズだったからだ。だからキースはまたストーンズに力をいれようと思ったんじゃないかと予測する。最初は全然乗り気じゃなかったみたいだけど、バックバンドメンバーに色々助けられたようで、どうやらあのソロ作品はキースをまたストーンズに戻すための目的があったみたい。とってもいいメンバー達だなあ。その中のメンバー、STEVE JORDANは好きなドラマーの一人だ。あのカーンと突き抜けるスネアの音が心地よく、リズムに徹するドラマーの本質をちゃんと分かっている人。チャーリーとはまた違うクリアーな感じがキースの純粋な部分を引き出していると思った。MR.SHALLOWが購入していたSTEVE JORDANの本をちらっと見たけど面白そうだった。こんど買おうっと。ドラマーの人は読んでみてほしいなあ。しかしキースはミックがソロをするならあいつの喉をかっ切ってやる!と怒り狂ってたくらいだから相当確執があった時期だったんだろーなあ。その後二人が和解して作った曲が!MIXED EMOTION"というのは有名な話。そういや3月にギミーシェルターというお店のイベントに出させてもらうので、何かストーンズナンバーをしようと思う。これまた選曲むずかしい。新作ビガー・バンからやったらうけるなあ(笑)と思ったり、SAD SAD SADあたりを日本のミック、フラワーカンパニーズの前さんが変な服を着てやるとこれまたうけるなあ(笑)とか。。。そういやリンク・レイの追悼イベントにも出る事になってる。ニール・ヤングがサイコーに好きなアーチストでリンク・レイを挙げているが、あの50Sパンクなギターはサイコーだ。下品な音とリズム。これがロックンロールって感じで。80年代はROBERT GORDONともコラボしたりしてる。ROBERT GORDONはSTRAY CATSと人気を分けたニューヨーク・ロカビリアンで、ROCKATEENS(だっだかな?)のカバー、BLACK SLACKSでヒットを飛ばした人。僕は90年代初期にイギリスでリンク・レイのライブを観たことがある。その時はヘビメタな音になってたけど(笑)。昔、CRAMPSにはまってリンク・レイを聴いたが、RUN CHICKEN RUN、RUMBLE、BLACK WIDOW...ギターインストやガレージ、サーフの入り口だった。あとBOBBY LEE TRAMELLとかTRASHMEN、RIVIERASやSONICS、あとHASIL ADKINSも聴いてびっくりした。ワンマンバンドでやりきるまさしく彼も50Sパンクだ。コーヒーと肉しか食べず、家の池にマネキンを浮かべている本当のクレイジーロカビリアン。SHE SAIDはやっぱり名曲だな。彼も最近亡くなったからなあ。残念。。。ワンマンバンドと言えばブルースマン、 JOE HILL LOUIS....ROCKIN' BLUES全開。超かっこいい。JOE HILL LOUISに似た名前でBIG JOE LOUISっていうイギリスの人がいるけど、これまたROCKIN' BLUES全開。まだ若いブルースマンだけど、イギリスで何回もライブを観に行った。ボーカルの人がジャマイカ生まれかなんかで、黒人の訛りがあってとても良かったなあ。イギリスの白人はやっぱりブルースにはすごい敏感で60年代も今もかっこいいバンドがある。80年代はHOWLIN' WILFというバンドがすごくかっこよかった。HOWLIN' WOLFではなくHOWLIN' WILF(笑)。フランスではBO WEAVIL BLUES BAND。こちらも強烈だ。うーんいいなあ。ブルース。そのうちニートでも色々やりたいなあと思っている。ジミー・ロジャースとかいいなあ。。。
わーいーッ!!!という歳はもうあっという間に過ぎて、もし子供がいて、お父さん外で遊ぼうよーって言われたら、...お母さんと言って来なさい。お父さん風邪気味だ...というだろう。東京は意外と雪が降る。毎年見るからなあ。東北や北陸地方はえらいことになっているらしいが、ちょっと積もっただけで、大変さを実感する。向こうはもっと大変だろうなあと思う。いわばもうこれは災害だ。台風や大雨洪水といっしょ。雪かき途中に人が亡くなったりしているが、国はさっさと援助してあげなさいよという感じだ。こちらは税金をちゃんと払っている。なのでオレは個人的に許可の一票を投票する。耐震偽造問題もそうだがさっさと援助してあげなさいよという感じだ。国会に呼んでも誰も喋らんよ。あんなんじゃ。質問する方も与党が甘いと全部だめになるに決まっている
。今こそ民主党の出番だぞー。がんばって。しかしライブドアもえらいことに。すこし前にTV番組でマリックがホリエモンに手品を、いや超魔術を披露していて、筒の中に入った白カブをハンドパワーで上げていく訳だが、ホリエモンがもっとどんどん上げてください。株は上がった方がいいですからと頼む。そして遂に筒からカブが天井まで飛び出すという魔術。暴発(暴騰)して天井に当たり、カブが落ちてくる...そこまでがマリックの超魔術だったなら面白いなあ。と書いている間にもどんどん雪が積もる。小学校の時、雪が降ったときに友達とこの雪集めてかき氷屋したら儲かるぜーと盛り上がった思い出がある。誰も買うはずないのに。ましてそんな冬に。。。
シロップはもちろんイチゴだ!!!!!
DVDの編集も終わり、え、もう発売かよっ!!と相変わらず時間に追われている感じですが、うーん、第2弾作りたいなあ...と既に気持ちは先走り。いつもそんな感じです。ニートビーツはニートビーツでニートビーツなりの音楽をやっている訳ですが、いやあ、まあ色々なカバーもしつつ、少しはうまくなったか!?少しは変わったか!?聴く方は雑食ですからCKBも、HIGH-LOWSも、DEAD 60Sも、STONESもBEATLESもFACESも、NEIL YOUNGも、RAUL MIDONもSYLVIAも、FIONA APPLEもCAROLE KINGも、AC/DCもBLACK SABATHもPATTI SMITHも、MC5、SHAM69、QUEENもKISSも、ROBERT JOHNSON、MUDDY WATERS、LEADBELLY、JOHNNY CASHにFERLIN HUSKY、BUCK OWENS...きりがない。全部一緒です。全部好き。ジャンルはどうでもいい。まあただ最終的にやる側としてのニートビーツというものはきっと変われない何かがあるんでしょーなあ。VAN HALENが好きな人に結構ニートビーツ好きだよ、と言われるとかなり嬉しいしなあ。そういうやる側と聴く側のこの微妙な感覚を常に楽しみたいだけなんだけど、DVDを観終わると、いやあ、やりたいようにやってるなあと他人事の様に笑ってしまう。始まりを考えると、たった一つのバンドだけど10年以上の月日が流れている。やりたいようにできてきたのはきっと中学や高校の時の生活があったからだと思うなあ。昔はサーフィンやマージービート、ロカビリーなバンドをやりたいって思ったけど、それは別にそれだけが好きなのではなく、あんまり人がやらない様なオタクな事をしたかったという理由。今では珍しくないけど、高校の時に文化祭でマジックで刺青を書いてウッドベースを弾く家永くんは和歌山で唯一のロカビリーベーシストだった。そして彼は学校に無断で免許をとって、すでにYAMAHA SRをバイクメーンなロッカーズ仕様にしてバッジだらけの革ジャンと白いマフラーで走り回っていた。そんなヤツはほんとにいなかった。大阪に行っても全くだった。僕らは田舎で育ったから、流行りを自分達で作る事に躍起になっていたのだ。当時は平忠彦やケニー・ロバーツを筆頭にバイクのレースブームもあってカウル付きの4気筒や2気筒が流行っていた。わざわざ単気筒のSRなんて誰も振り向いていなかった。その頃はモデルチェンジもなかったし、おっさんが乗るバイクという認識。世の中は形よりパワーだったからだ。だから馬力のないSRは中古で6、7万で買えたのだ。ウインカーがださい、バッテリーがでかくてかっこわるい、ハンドルがかっこわるい、そんな感覚を僕らのグループはみんなで教えあっていた。パンクバンドにしても、ジーンズやマーチンのブーツも自分達で改造していたし、EDDIE & THE HOTRODS、IAN DURYやFEELGOODなんかのパブロックのT-SHIRTSを見つけた時にはもう取り合いだった。BUZZCOCKSや999をやったりするヤツもいて、高校生とは思えない程洗練されていた。CLASHやラモーンズを見習って、昔のオールディーズナンバーをアレンジしたりもしていた。ラモーンズがNEEDLES & PI
NSをカバーしてたからサーチャーズを聴いてマージービートが好きになったし、CLAS
HがBLAND NEW CADILLACをやっていたからVINCE TAYLORを探した。それでGENE VINCENTやJOHNNY BURNETTEにも出会い、そして僕らの中ではパンクだったのだ。スゲー!!凄いカッコイイのに誰も知らないぜー!!って感じだ。DAVID BOWIEのZIGGY ST
ARDUSTの主人公が実はVINCE TAYLORだったというのを知りグラムも聴き始めた。T.
REXかっこいいなあ、あんなブーツどこで買うんやろう??って。学校でハーモニカの授業が始まって、みんなで友達の家に集まってSONNY BOYやLITTLE WALTERのレコードとほかほか弁当で盛り上がっていた。学校じゃこんなハーモニカは教えてくれんなあ
って言って。リーゼントに憧れたのは中学の時に、バツ・アンド・テリーという野球漫画や、ビーバップハイスクールが好きだったからだ。最初から、エルビスを観てリーゼント最高!!だと思った訳ではない。確かにエルビスは好きだけど、その当時はドーナツを食い過ぎたエルビスくらいしか知らないし、スコッティ、ビルとのトリオで、かっこいいR&Bをバシバシ演奏していたなんて知らなかったのだから。所詮ロックンロールの歴史のない日本人だから、最初はそれでいい。まあただ、ブライアン・セッツアーの写真を見た時は「めっちゃかっこいい!!」と思ったが。しかし、ここがまた日本人...あんなフワッとしたリーゼントはなかなか出来ないんだなあ。まあしかし、ニートビーツをや
っていて楽しいのは単純な理由で、みんなでこれええやん、あれええやん、オレも買うからオマエも買えよー、って17、8年前の事をまだできるからなんだろなと。きっかけがあれば色々とつながるもんだなあと。個人主義な世の中ですが、修学旅行気分ってのも大事マンブラザーズでございます。
自分にお年玉。まあ毎年、勝手にご褒美なんですが、この度、ギルドのギター、サンダーバードを見つけてしまいまして。。。最近プライベーツのノブ君がテに入れたのを見て、うわあ、あれかっこいいなあと思っていまして、そして家でマディー・ウォータースのレコードやギターの図鑑を引っぱりだしてきて、やっぱり、ああサンダーバードかっこいい!!となったのですよ。去年、ギルドのブルースバードを手に入れたのでやはりバード兄弟がほしいなあと。さあさあ、メガネをかけて...いやいやそれはパール兄弟。で、やはりテをだすのがはやいあたくし、黒に彩られた雷鳥、そんなサンダーバードに魅せられてジュディ・オング。またギター病院で治療してもらい、晴れて退院の日を迎えるのだ!!しかし、そんなワクワクも束の間。色々な諸事情で、そんなギターやアンプ、いろんな物を引っ越さないといけなくなったのだ。まあなかなか場所がなく、それで、とあるマンションの一室(隠れ家)に置いてもいいよと、知人のお許しがでまして、ちょいと偵察に。で、4階。4階なのにノー・エレベーター。いまじゃあその辺の若者ボウイも4階は辛いぜノー・ニューヨーク。ちょいとガラが悪い地区だけに蛇男ジョーも思わず歌う!?。キミのボディはノー・ボディー、ノー・ボディーだわよ〜。で、もって、マンション入り口にこんな貼り紙。
「当マンションで空き巣が多発しています。」
え、まさにここでかよー。まさにここが現場かいッ。ほんで、
「貴重品はなるべく手放さない様にしましょう」
そんなん出かけられへんやん。
耐震強度より防犯強度が弱いマンション。