パソコンを開いてみると、iTUNES STOREにビートルズがずらり。
1964年のアメリカ、ワシントン・コロシアムでのライブの映像が見れる。
これは昔から代表的な映像として残るライブだが、いつ見てもしびれる。
リンゴ・スターのドラムが揺れる、揺れる。
今で言うと、"たよりない"としか言いようのないステージの機材のセットアップ。
しかし、これこそ"本質"。
恐らく、ステージ上の本人達も、お客さんもまともな演奏は聴こえなかった、と思われる。
しかし、これこそ"本質"。
観客が座りながらも、歓声と涙を出して、共に歌う。
本能的に体が揺れている。
これこそ、"本質"。
で、ニートビーツは今月、怒濤のライブスケジュール。
大丈夫か? 元気すぎて怖いなあ、ほんま。
今年も最後までびっしりと働き、来年も働く。
今年も最後までびっしりと演奏して、来年も演奏する。
今年も最後までびっしりと笑い、来年も笑う。
年明けにまた録音も再開。
来年の春?夏?には新しいアルバムをガーンとだしたいもんですなあ。
あ、あと新しいHPも現在制作途中です。
こちらに年内にリニューアルできたらって感じですなあ。
あ、あと、最近、どんなギター持ってるんですか?とか、
どんなアンプ持ってるんですか?とか色々聞かれるんで、
新しいHPにはMR.PAN'S TOP GEARという部屋ができます。
まあ、そこで色んなギターやらがマニアックに紹介されることでしょう。
さあ、九州ツアーも楽しんでいきますか。
そう、注意した方がいい。
ほんとに急だから注意した方がいいぞ。
ほんとは手で押したら開くけど、注意するんだぞ。
ダメ。絶対ダメ。
煽るのはダメ。
だって辛いもん。
GRAND-FROG STUDIOを設立してから3年がたとうとする。
スタジオのロゴはROCKIN' JELLY BEANに作ってもらった。
俺のイメージではカエルの妖怪だ。
水木しげるさんの様なイメージが好きやから、妖怪だ。
だから妖怪達も居場所を求めて集まってくる。
レコードも妖怪。
機材も妖怪。
人も妖怪。
妖怪は妖怪のいるところに集まる。
どこからともなく集まってくる。
そう、なんとなくこの世の大きな流れからはずれて、
小さな小川にとんでもなく貴重なものがたまってくる。
それは世界規模となっていて、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリア...
そして、最近、TONE FLAKEという会社の佐藤さんがスタジオに来た。
この人はまさしく妖怪だ。
ビンテージ機材に関して凄い知識と凄い技術力。
もう直らないと思っていたビンテージマイクや機材達を生き返らせてくれている。
それもほぼ新品に近いところまで出来る感じだ。
それに今後も色々とGRAND-FROG STUDIOに強力なバックアップをしていただけることになり、
ビンテージ妖怪王国の強い味方ができてうれしい次第。
と、思っていた矢先、喉から手が出るほどほしかったあの名機材がやってくることになった。
とある人の、それも厚意の進呈。
出た!! WSWのリミッター。やばい。PYE LIMITERを手に入れた時と同じ興奮。
妖怪の面倒は俺が見る!!
こんなマニアックな機材映像。現時点で興奮しているのは俺くらいだろうか!?!?!?
アンプのスイッチをひねると、真空管に灯がともる。
とにかく音の中にいるのが気持ちいい。
さあ、ここから夢の世界です。
ブリティッシュ・ビート好きと言えど、さらっと通りすぎてしまう感じになってしまうDAVE DEE GROUP。よーく、聴けば、このフリークビートな時代の馬鹿ダイナミックな英国サウンドを確かめられる。
久々にレアな一発。THE INGOES。名前自体が売れない感じが俺にとってはストライク。ドイツ、BEAR FAMILYレーベルなんかが得意とするジャーマン系マージービートとはまた少し違う一発野郎達。いつまでたってもこの辺の発掘は楽しくて仕方ない。
JOE MEEKと共に、生涯、師匠と仰ぎたい名エンジニア、プロデューサーのPHIL SPECTOR。初期WALL OF SOUNDとも言える素晴らしい「THE EARLY PRODUCTIONS」音質。白人、黒人問わず、その公平で揺るぎない音作りは俺の心の支えとなって今でもヘビーローテーションされている。ジャケット写真の奥に写る機材...名機パルテックの真空管イコライザーが堂々と写っており、近々手に入れるべき機材のひとつ。LaVERN BAKERにBEN E KING、このあたりを聴いてみたらいい。背筋がのびて猫背も治る。
忘れられた名ボーカル、JACKIE LOMAX。THE UNDERTAKERSという最高のR&BビートグループのボーカルだったJACKIE。ソロになってからもパッとせずに終わった印象だが、70年代のA.O.Rシーンにおいても必ず聴きたい作品が多い。嬉しいことにこの「LOST SOUL」。UNDERTAKERS解散後の微妙な時期、CBSからシングルがリリースされていた67年あたりのソウルフルな宝物を収録していて、特にDEMO作品がたまらない。なぜ、これが当時リリースされなかったのか。失われた価値というのはいつも数十年後にみんな気付くもの。"THE GOLDEN LION"のメロディーで泣けるのは俺だけではないはず。
ああ、憧れのキャバーン全盛期。若きTHE UNDERTAKERS。
灰色の水曜日はイギリスを思い浮かべるか。
ウォータールーからパットニーに帰る日々がああ懐かしい。
スキッフルがええな。
黒縁メガネ、しわくちゃシャツによれた細いネクタイ。
ロニー・ドネガンやクオリーメンのハートはやはり英国に生きてる。
とても観たかったキースのTV。
14歳の時に初めて買ったギターがキース・リチャーズ・モデルのテレキャスター。
あれから23年。まだずっと惚れている。
レコードが一番だな...
アナログが本当の音だ...
あ〜、また更に惚れてまうやろー。
気をつけなはれや、言われても、俺は気をつけへん!!